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スイス・フランス チーズ旅 その2 [チーズ]

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今回のチーズ旅行のメインは、コンテチーズ生産者巡りでした。
コンテはフランス東部アルプスに近いジュラ山脈一帯で、1000年以上も前から作り続けられている熟成チーズ。フランスでポピュラーなチーズのひとつです。

クルミのようなナッティーな風味、お料理にも使い勝手が良く大好きなチーズです。
この生産者を見学するツアーがあると聞き、ぜひともと参加しました。
3日間の短い期間に大忙しで色々な所を回りました。

コンテ作りを行う家族経営のチーズ工場、熟成も手掛ける老舗チーズショップ、
コンテの牛乳生産者の牧場、近代的で大規模な会社のコンテ熟成庫、などなど。

コンテの生産は、酪農家・チーズ職人・熟成士という3者の密接な連携によって成り立っています。
それぞれの立場からのコンテとの関わりを見る事ができました。

コンテは、モンベリアード牛という、白×茶の小柄な牛のミルクから作ります。
夏は放牧される牧草地で自然の草花、冬はその干し草を食べて育ちます。
1頭当たり最低1ヘクタールの土地で放牧しなければならないという規定があります。
美しい自然の中、大切に育てられている牛たちは、のびのびとしていました。
牛舎でミルクを試飲させていただいたのですが、甘くてとてもおいしいミルクでした。

それぞれの立場の方からお話を聞かせていただいたのですが、
「私たちは品質の良い物をつくることを大切にしています」
皆さんがこのように話しておられたのが印象的でした。

生産者恊働組合では、経費・販売高などを計算し、きっちり平等に分配されます。
酪農家・チーズ職人・熟成士の内、だれが偉いかなどの上下関係は無く、皆さん平等な立場だそうです。
良い餌で育った牛の良いミルクだから、高い価格で買い取られ、
良いミルクでまじめに作ったチーズだから、高い価格で買い取られ、
美味しいチーズだから、良く売れる。
とても良い循環のなか、皆さんが自分の仕事に自信と誇りを持っておられました。

今回は、現地で食べるコンテチーズの香りと味わいの良さはもとより、
生産者の方々の誇らしげなお顔がとても印象的でした。
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