東北旅行2ー天童木工
東北旅行最後の訪問先は山形でした。
食とは無縁の内容ですが、感じた事をお知らせします。
天童市の家具メーカー、天童木工を訪問しました。
合板を用いた椅子等で有名な会社です。
かねてよりここの椅子が好きで自宅でも使っています。
ショールームの他に予約制で工場見学ができると知り、予約をして向かいました。
ショールームには、歴代商品の椅子がたくさん展示されていました。
ビンテージものに触る事ができ、とても嬉しかったです。
朝イチ張り切って行ったのですが、当日の見学者は我が家2人だけでした。
たった2人の為に、申し訳ないくらい会社の方が丁寧に解説くださりました。
ショールーム内の説明の後はいよいよ工場見学です。
自動扉から入り、近未来風の渡り通路を抜けると工場でした。
ガラス張りの上方窓から見下ろす形でグルリと一周しました。
椅子の布張り製縫、板のカット、組み立て、仕上げの研磨…
各ポジションで職人さんがそれぞれ黙々と作業をされていました。
今どきこんな手作業で…。
と呆れてしまうくらい、非効率で丁寧な仕事ぶりでした。
皆さん、当たり前のようにきちんと木と仕事に向き合っておられました。
まるで何かの修行のような、そんな気がする程でした。
フランスのチーズ農家を訪問した時に受ける、ありがたい衝撃と似た感覚でした。
食べるもの、そうでないもの、種類に関わらず、ものづくりには共通する何かがあるような気がします。
毎日あたりまえのように、正直なものを淡々とつくること。
この旅で感じたことを、これからの自分の活動に活かしたいと思います。
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