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九州チーズ その2 [チーズ]

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九州チーズ作り手さん訪問の2件目は、熊本県の玉名牧場さんでした。
ジャージー牛のミルクから作ったルミエールは最優秀賞を受賞するなど、
こちらの乳製品はミルクの力強い味わいが特徴です。
このようなミルクはどうやってできているのだろう?
興味津々での訪問でした。

玉名牧場では、予約制で1日2組限定で見学会&ランチを開催されています。
代表の矢野さんによる1時間程度の牧場案内の後、自家製ピザのランチをいただきます。
この見学会に参加させていただきました。

単なる牧場見物ではなく、予想を上回る真剣な見学会でした。
玉名牧場では完全無農薬・無肥料にこだわり、土作りには草からできる堆肥を使い、家畜の糞尿は一切使いません。そんな土の話からはじまりました。
牧場内は全く匂いがなく、乾燥した牛の糞の匂いを嗅いだところ、驚いた事に無臭でした。
牧草を食んで育った健康な牛の糞は、まるで藁土のようで、鼻先にもってきても平気。キタナイという感じが全くしませんでした。

牛だけでなく鶏や豚も放し飼いにされており、仲良くそれぞれの役割を果たしています。
十分な牧草を食べてのびのび育った鶏は人なつっこく、襲いかかってくることがありません。
とても穏やかで、なでると、うっとりとした目でおとなしくしています。
鶏をカワイイと思ったのは初めてです。
育った環境でこんなに違うものなのですね。

35頭ほどのジャージー牛には皆に名前がついています。
やんちゃなの、おとなしいの、矢野さんは1頭1頭の性格をしっかりと把握されています。
説明会の最中に、1頭が少しやんちゃをしました。
矢野さんは、頭を抱きかかえ、耳元で「こらっ、だめでしょう〜」をやさしく言い聞かせました。
そうすると、牛はしょげた目をして反省している様子なのです。
人の言葉が分かるんだ。皆でびっくりしました。
日々接していると、何が言いたいのか、牛たちは分かってくれるそうです。

1時間超の熱心な説明会の後、ピザランチをいただきました。
自家製のチーズ、無農薬野菜を使ったピサはボリュームたっぷりですが、
スーッとお腹に入り、もたれる事がありませんでした。
せっかくなので、チーズ盛り合わせもいただきました。
無農薬の牧草だけで育ったジャージー牛の乳からできたチーズは、
濃厚で豊かな味わいでした。大地の味です。

安心な食材が買えるお店や、飲食店の情報も教えていただきました。
こうして小人数の見学者へ、日々コツコツを丁寧に説明されています。
私たちの身体にとって、身体だけでなく精神にも、食べものがどれだけ重要か、再認識しました。
乳製品だけでなく、食そのものを改めて考える良い機会になりました。
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