コンテのバターで作ったブリオッシュ [パン]
先月のコンテ旅行でバターを買いました。というか、いただきました。
訪問させていただいたチーズ生産者の1軒。
家族経営の小ぢんまりながら、きちんとした機会設備を持ち、おいしいコンテを作っておられました。
チーズだけでなく、生クリームやバターも作っていて、
バター製造用の可愛らしい木型も見せていただきました。
四角いのが有塩で筒状なのが無塩バター。
見学者全員に、有塩&無塩それぞれ1つずつ、プレゼントしてくださいました。
何と気前の良いこと。
シンプルな紙の包装にもひかれ、さらに1つずつ追加で購入しました。
そういう訳で我が家には合計4個のバターがあります。
せっかくなのでブリオッシュを作りました。
このバター、水分が多めのようで扱いが少し難しかったです。
パンの生地がゆるゆるになったので、パウンド型で大きく焼きました。
さてさて出来上がりは…
心配しましたが、まずまずふくらみました。香りも良いです。
水分が多かった巧妙か、すごくしっとりとした生地になりました。
シフォンケーキみたいに口の中でシュワっと溶ける感じ。
メルシー、ムッシュー!
そう言えば…
バターは無塩が普通だけど、有塩も作っているとのお話しに、
誰かが「エシレ」バターの事を出したら、
エシレは塩が入っているから…
というような事を少し苦笑しておられました。
(実際エシレバターは有塩と無塩との両方商品としてありますヨ)
エシレはフランス中西部、大西洋に面するポワトゥー・シャラント地方にある村です。
この地方では乳製品だけでなく、塩も特産品。
塩を使った製品が多いのはうなずけるのですが、ネ。
エシレを悪く言うわけではなくて、
おらが村が一番!と仰りたかったのだと思います。
他の真似をするのではなく、それぞれの場所でそれぞれの特徴を生かしたものを作ろう。
そんなフランス人気質を感じる気がしました。
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